2025-01-01

2024 年の振り返り

2024 年を振り返る。

去年の振り返り記事: 2023 年の振り返り

総評

プライベートも仕事も充実した 1 年だった。一瞬で 1 年が過ぎ去ってしまった感じがする。

2025 年のハイライトは RubyKaigi で LT 登壇したこと、技術書典で同人誌を出してみたこと、DDR を始めたことの 3 つ。いずれも今までに経験のないことで、新しいことに挑戦できた。

仕事

今年の後半あたりから、チームのサブリーダー的役割 (役職はないけど実質的にそういう立ち位置)、6 人月ほどのプロジェクトのリーダー、チームに新しく入ったメンバーのメンターなどをやるようになった。

明確にコンフォートゾーンを脱したと感じる。うまくいかずに苦悩する場面もまだまだ多いが、成長機会に恵まれる環境はよい。一方で以前からソフトウェアエンジニアリングのスキルを高めていきたいという気持ちが強く、現状とのギャップに悩まされることも多い。自分がやりたいことがなんなのか、どうなりたいのかを考える機会も自然と増え、よい機会だと考えている。ソフトウェアエンジニアリングのスキル一辺倒もよいが、リーダーシップ的な能力もあればあるほどよいため。

そんな感じで 2024 年初旬と 2025 年を迎えた今では考え方が大きく変わったと感じる。キャリア観もそうだが、「自分がこうあるべきだと考えるからこうするべきだ」のような自分本位の考えだったのが、「チームにとって最善な行動かどうか」「他人が何を考え発言しているのか」といった意識が強くなり、視野が広まったような感触がある。

エンジニアリング

RubyKaigi で LT 登壇した

RubyKaigi 2024 で LT 登壇した 兼 参加記」にも書いた。1 年の中でも最も印象に残っている出来事だ。RubyKaigi は Ruby の内部的な話が主となるので、そのような舞台で自分が発表するというのは遠く離れた非現実的なことだと感じていた。「単に参加するだけ」という印象が強くあり、自分が (LT とはいえ) 発表する側になるというのは数年前では考えてもおらず、貴重な体験だった。

LT は他のセッションがなく、RubyKaigi 参加者が一堂に会する。おそらく 1,500 人ほどの聴講者がいただろう。それほど多くの人々の前で話したのは人生で初めてだったので刺激的だった。それだけでなく、話す時間は 5 分であり、LT 発表者間の交代時間も数秒という時間的な制約もあり、緊張感があった。

準備にとにかく時間がかかったというのも印象に残っている理由のひとつ。LT といっても事前準備はかなりしっかりとした。LT は準備せずにさっと発表するものという考え方もあるが、さすがにこれほどの大舞台なので念入りに準備した。おそらく時間換算すると 20 時間は少なくともかかっただろう。時間かかった要因として大きいのは、英語でスライドを書く必要があったこと。直訳であれば簡単だけど、細かい表現の仕方やニュアンスを考えて翻訳していたので、そこに随分と時間がかかった。

準備を念入りにしたおかげで、発表自体はスムーズに終えられた。RubyKaigi LT は銅鑼に鳴らされるのも醍醐味だけど、話したい、伝えたい内容を凝縮した結果 5 分未満で喋り切れてしまった。オタク特有の早口 LT は個人的にも好きなので、これからこういった機会があればオタク特有の早口 LT もやっていきたい。

RubyKaigi 以外でも登壇した

RubyKaigi 以外でも登壇した。登壇を頑張りはじめたのは 2024 年からだ。

まとめてみると、前半に集中していて後半は失速していることがわかる。ネタはあり登壇したい気持ちはあったのだが、proposal が通らず苦戦していた。2025 年は定常的に登壇していきたい。

技術書典に同人誌を出した

技術書典 17 で『いまからはじめる Vim コマンド実践入門』を頒布します」にも書いた。これも印象に残っている出来事。技術書典では以前にもサークル参加したことがある1が、今回は自分が執筆した同人誌を頒布するという形での参加だった。同人誌といっても本という形式で自分が執筆した内容を頒布したのは初めてだったし、それが興味を持っていただいた人にリアルで話し、手渡しするというのは新鮮で非常に刺激的な体験だった。

執筆や準備にもかなりの時間を費やした。参加に向けてやるべきことは過去のサークル参加を通してわかっていたが、特に 1 人で執筆するのが大変だった。執筆時間は合計 100 時間くらいはかかったのではないか。毎日本業を終えてから寝るまで執筆し、土日もほとんど執筆していた。執筆に比べるとマシだが、表紙デザイン、サークルスペースの設営準備も時間のかかる仕事だった。大変ではあったが、本を完成させ頒布できたという体験はなにものにも代えがたい。

技術書典のオンラインマーケットでは引き続き購入できるので、興味を持った方はぜひ。

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いまからはじめる Vim コマンド実践入門:Fohte Lab

techbookfest.org

Vim のコマンド操作を入門から応用まで解説する本です。 Vim を一度も触ったことがない方から、少しずつ慣れてきてより便利な操作を習得したい方が Vim の魅…

プライベート

ゲーム

2024 年は次のゲームをやっていた。熱中していた順。

  • League of Legends
  • DDR
  • beatmania IIDX
  • MONSTER HUNTER RISE
  • Antimatter Dimensions
  • Core Keeper
  • Risk of Rain 2
  • Sixtar Gate: STARTRAIL
  • Valheim
  • Vampire Survivors
  • Bombe
  • A Dance of Fire and Ice
  • shapez 2
  • Turing Complete

LoL を初め、熱中しまくり、やめた

1 月から 3 月にかけて LoL に熱中していた。熱中している様子はしずかなインターネットにも書いた。

ミクロだけではなくマクロ知識も必要で、学び続ける必要があるところがとにかく面白かった。3 ヶ月間毎日 3 時間以上プレーしながら YouTube やブログ等で座学してもまだまだ知らないことが多くある。

それほど熱中していた LoL だったが、いまはやめてしまった。飽きたわけではなく、マナーの悪い人々に耐えられなくなり、痺れを切らしてやめた。ADC がメインだったので、ロール的に味方の批判を受けやすいというのがあったのかもしれない。気の許せる友達とフルパでできるのであればまたやりたい。

DDR を始めた

運動習慣をつけたいというモチベーションから DDR を始めた。運動というと継続が難しいが、音ゲーは好きだしゲームセンターに行く習慣もあるので、それなら DDR が最も継続しやすいだろうと考えて始めた。結果いまでも DDR は続けていて、まだまだ飽きる様子はない。運動習慣が身についたかというとそうでもないが、もとの目的は運動不足解消で、それは一定達成できたので満足している。

年内になんらかの 19 をクリアするという目標を立てていたが、残念ながら達成できなかった。簡単な 18 がクリアできるくらい。認識が難しい譜面もあるが、それよりも体力が続かないのが課題。DDR もそうだが、DDR をしない日にも体力作りをしたほうがよいのかも。

音ゲーといえばビートマニアもやっているが、明確な目標はなく、大会出場のような外発的動機もないので、娯楽として楽しんでいる。上手くなりたいという気持ちはあるけど、以前ほど強い欲求ではない。

コンテンツ

漫画は 2024 年に読んで良かった漫画 5 選 に書いた。最近はもっぱら漫画ばかり読んでいて、アニメはほとんど見なくなった。YouTube Shorts で流れてきて興味を持った負けインと、漫画がよかったデデデデ劇場版を見た。よかった。

あとはボードゲームを定期的にやるようになった。ボドゲ会に参加させてもらったときにやるくらいだが、そのおかげでいろんなボドゲを知られた。一番好きなボドゲはカルカソンヌ。シンプルながらも戦略性があり、考える余地があるボドゲが好きっぽい。

月ごとの振り返り

2024 年のハイライトは前述のとおり。あとは時系列でも振り返っておく。

最後に

2024 年は充実した 1 年だった。2025 年も充実させるべく新たなことに挑戦していきたい。2025 年もよろしくお願いします。

Footnotes

  1. 技術書典15で『WANTEDLY TECH BOOK 13』を頒布します! | Wantedly Engineer Blog