2025-09-13
LoL ランクでアイアン 3 からシルバーまで上げた
最近また LoL 熱が高まっており、ようやくシルバーに上がれた。ロールは ADC。せっかくなのでランクを上げるにあたって意識していたことを書いておく。

TL;DR
- アイアン → ブロンズは Mid、ブロンズ → シルバーは ADC で上げた
- 目的を持って行動する
- マクロ勉強して自分からピンを出す
アイアン脱出編
ランク振り分け戦でアイアン 3 からスタートすることになった。アイアンは一度落ちると二度と上がれないと言われることもあるので絶望のスタート。
ロールを Mid に転向
もともと ADC だったのだが、Mid に転向した。ADC をやめた理由は、Sup に ? ピン炊かれがちで悲しかったから。Mid はソロレーンだから怒られにくいし、ADC に似てレンジが長く後方からディールできるのが自分の性に合っていた。
キャラはフェイ、オーロラ、ダイアナを使っていた。基本フェイ先出し、フェイがつらい対面ではオーロラを後出し、フェイやオーロラだと厳しい対面ではダイアナをピックする感じ。特にメル対面がフェイでもオーロラでも苦手だったのでダイアナをピックしていた。でも、もともと遠距離キャラを使っていたのにファイターやアサシンがすぐにできるわけでもなく、はちゃめちゃに負けていた。
Mid は Bot レーンに比べて横槍 (ガンクやローム) が多く、レーン戦はそれにかなり悩まされていた。CS 取りながら対面とダメトレをし続けるだけで脳のリソース占有率が 100 % になるので、ガンクに気付けないがち。しかも Bot レーンでは 1 方向からしか来ないけど、Mid は両サイドから来るのも難しい。このガンクとローム警戒がずっと課題だった。
アイアン帯で勝つための心掛け
そんなわけで、レーンは勝ちに行くというより負けないように大人しくファームするのが基本だった。代わりに中盤以降の集団戦を意識して、このランク帯で起きがちな突発的な集団戦へ備えられるようにしていた。備えるといっても、集団戦に強いピックをする程度。フェイやオーロラをピックしていたのは、そういった理由もある。
ウェーブコントロールやワーディングの考え方など基礎的なマクロ知識は YouTube で座学していた。LoL は座学が非常に大事。意味のある行動ができるようになるので、マクロ知識はあればあるほどよい。
あと、自分の試合の振り返りが特に大事。デスしたシーンだけでも見返して何が悪いのか分析すると自分の動きのパターンがわかってきて改善点に繋がるのがよい。マクロ面に関しては LoL のうまい友達に見てもらって教わっていた。
そんなこんなでマクロ寄りの意識でアイアン帯を脱した。アイアンは 1 回負けても LP の消費が少なく、たった 1 勝で 2 敗分の LP を取り戻せるので、負けても痛くはないし、巷でいわれているほどの上がりにくさは感じなかった。集団戦で影響力を出せれば試合には勝てるし、Mid なら影響力も出しやすいのでアイアン帯は脱しやすいと感じた。
ブロンズ編
ロール迷走編
ブロンズに上がってからもしばらく Mid でプレーしていたが、レーン戦で勝てなくなってきて伸び悩んでいた。また中盤のレーンスワップでサイドに出たときの楽しくなさも気になり、Mid は一旦やめることにした。
次に選んだロールは Sup。座学が好きでマクロ知識も当時のランク帯では相対的に高いと自己分析していたので、ミクロよりもマクロが求められるロールの方が勝ちやすく楽しめるのではという期待から Sup にした。
しかしレーン戦での勝ち方がいまいち理解できず、スワップ後のマクロで先導してなんとか勝てるという感じだったのと、ワードを置く機械と化していて、あまり楽しめずすぐにやめた。
最後に選んだのは ADC。散々マクロが好きだと言っておきながら ADC が一番楽しいし、どれだけやっても飽きなかった。どうやら魂の形にあっていたらしい。
ADC で勝ちに行く
ADC は単に操作の上手い方が勝ち……ではなく、操作が上手いのは前提で、マクロの理解も必要で、あると試合を有利に運べる。レーン戦でのウェーブコントロール、集団戦でのポジショニングなど、座学による知識を活かせる場面は多く、知ると知らないでは雲泥の差といえるほど勝率が変わった。
結局レーンで勝ちまくっても、中盤以降で沈んでしまうと試合には負けてしまう。そうならないように中盤以降で勝ちに行く必要があるが、ADC ひとりで動かせることも少なく、チーム全体を動かす必要がある。そのためにはマクロが必要だった。
集団戦は、特に意識していることはディールできる位置に立つことと自分が死なないように立ち回ること。ADC なので、味方を盾にしつつ自分だけ相手を殴るイメージ。まずは手前から殴り、相手の ADC や Mid などのダメージディーラーを殴れるならすぐに殴ることだけ意識すれば基本負けない。もう少しランクが上がってくるとアサシンのポジションを考えた位置取りや味方と相手のスキルやサモスペのクールダウンを意識する必要が出てきそうだが、今のところはそこまで考えなくてもなんとかなっている。
目的を持って行動する
行動の意味付けは重要という話。
たとえば、中盤で Mid にスワップするのは長く続くメタだが、「メタだから」ではなく「オブジェクトファイトにはダメージキャリーである ADC が必要だから」というふうにメタの目的を理解して行動する。これを意識すれば、スワップの例では「オブジェクトファイトには寄るべきなので寄ろう」という判断ができ、より発展的な行動ができるようになる。
特に行動の意味付けとして良かったものは、スワップ後の Mid レーンでのウェーブの押し付け合い。ファームだけが目的ではなく、押し付けている間に次のオブジェクトに備えたワーディングなど自由な行動をできる、ということを理解できてから試合全体を動かせるようになった感覚がある。
こうしたマクロは、ブロンズ帯だと理解できていない人の方が多い。味方が変な行動をしていると思ってしまっても、それは単にどう動けば勝てるのかを知らないだけであることがほとんど。わからないだけで勝ちたい気持ちはあるので、自分がまずマクロを理解し、積極的にピンを出して行動を促す。ピンさえ出せば意思統一できて試合を有利に運べることも多々ある。
ではピンをとにかく出せばいいかというと、そんな簡単な話でもない。間違っていたら不安だから自分からピンを刺さない、ということもある。ただこれは仮に自分が間違っていてもピンは出したほうが良い。味方には退却ピンを出すなど拒否できるので、自分に従って負けたなら全員のマクロが間違っていて自分だけが悪いわけじゃないと考えるのも精神衛生上は大事。もちろん自分にも非があるので反省はすべき。なにもやらずに負けるよりかは反省点が生まれる分有意義でしかない。
最後に
アイアンからスタートしてシルバーに上げるまで意識していたことを書いた。意識付けだけでもランクの上がりやすさは明確に変わると感じた。
シルバーといってもランク分布としては下から数えるほうが早い。よりランクを上げるにはここに書いたことを無意識でできるようになった上で新しい意識が必要になるのだと思う。もっと上手くなりたい。まずはゴールドを目標にしつつ、少なくともエメラルドまでは頑張りたい。

ref: ランク統計 - op.gg